入力を確認する方法

エネボスの入力が終了すれば、「省エネルギー基準計算」ボタンをクリックするだけで外皮平均熱貫流率(UA値)平均日射熱取得率(ηA値)などの計算結果を確認することができます。

ただ、入力が間違っていてエラーになったり、思っていた結果にならないことがあります。
このような場合は入力の確認が必要になります。

エラーメッセージが表示される

エラーメッセージ

 

エラーメッセージが表示される場合は、まずそのメッセージの内容を確認します。
たとえば、面積や方位が設定されていない場合はエラーメッセージを表示します。
また、外壁の面積の入力が正しくない場合は、外壁の面積よりも窓の面積の合計が大きい場合も表示されます。
このように部位の入力が間違っている場合は、その部位が自動で選択され、エラーメッセージを表示しますので、その内容に従って入力を修正してください。

一覧表で確認する

エラーメッセージが表示されず計算結果は表示されるが、予想よりも計算結果が良い(または悪い)場合は、設計仕様や断熱材の設定が間違っているかもしれません。
このような場合は、各部位で間違った設計仕様や断熱材が選択されていないか確認してください。

部位を一つ一つ確認する方法もありますが、一覧表で確認した方がわかりやすいと思います。
設定されている設計仕様などを一度に確認する場合は、「検索」メニューの「検索」を選択してください。
入力の一覧表を表示します。

検索

 

ここで、間違った設計仕様などが選択されていないか、厚さ、面積、方位、隣接空間が正しいかを確認します。
表で確認するため、間違えを見つけやすくなります。

計算書で確認する

計算結果画面にある「計算書」ボタンをクリックすると、各部位の計算結果を確認することができます。

計算書

 

ここで、各部位の熱貫流率熱損失量日射熱取得率日射熱取得量などを確認します。
想定される数値と異なる部位がないか確認してください。

なお、熱貫流率や日射取得率などは同じ仕様でも部位の条件によって変わることがあります。
たとえば、窓で付属部材日射遮蔽物がある場合は、同じ窓でも数値が変わってきます。
また、日よけがある場合も同様です。

省エネルギー計算ソフト エネボス(フリーソフト)
2022年05月29日|ブログのカテゴリー:Tips