エネボス入門 - エネボスとは?

 

エネボス画面

 

エネボスは、省エネルギー基準(省エネ基準)外皮平均熱貫流率(UA値)冷房期の平均日射熱取得率(ηAC値)、暖房期の平均日射熱取得率(ηAH値)を計算するためのソフトです。
Windows 8/10で動作します。
エネボスはフリーソフトです。
個人利用、業務利用に係わらず無料で使用することができます。

エネボスでは外皮平均熱貫流率と平均日射熱取得率の計算、地域の基準をクリアしているかの判定、外皮性能計算判定書の印刷などが行うことができます。
省エネ性能の評価方法には以下のものがあります。

・標準計算ルート
・簡易計算ルート
・モデル住宅法
・仕様ルート

簡易計算、モデル住宅法、仕様基準は面積などの計算を省くことができるため、計算を簡略化できます。
ただし、計算が簡単な分本来の性能が評価されない可能性があります。
また簡易な計算なため安全側で計算されます。
安全側で計算されるということは基準をクリアしづらくなる可能性があるということです。

そのため、本来であれば精緻な計算が可能な標準計算を行うべきなのですが、標準計算は難解で時間がかかります。
エネボスは、面倒な外皮平均熱貫流率や平均日射熱取得率の計算を簡単短時間に行うことができます。
基本的に計算方法を意識する必要はありません。
図面などの設計図書から必要な事項を入力すると計算はエネボスが行います。
新規作成ウィザードには簡易的なCAD機能があり、面積計算を自動化することもできます。

省エネ計算の標準計算が短時間で行えれば、その分の時間を設計などに使えます。
省エネ基準の計算は大変なので外注に出される方も多いかもしれませんが、外注に出してしまうと1回いくらというような形で費用がかかります。
そうしますと、いろいろな設計仕様(断熱材の種類や厚さ、窓・ドア種類など)を試したくても費用面で躊躇してしまいます。

本来省エネ計算はよりよい住宅を設計するためのツールであって、設計の重しになっては本末転倒です。
そこでエネボスをお試しください。
エネボスはフリーソフトで、無料で使用することができます。
面倒なユーザー登録も不要ですから、お気軽にお試しください。
そして、エネボスを設計ツールとしてご活用ください。

省エネルギー計算ソフト エネボス(フリーソフト)

 

2021年09月18日|ブログのカテゴリー:入門