面積を算出するための一般部位の垂直方向の寸法は、表に定めるとおり、熱的境界となる部位の見付けの寸法を原則とします。
一戸建ての住宅
床断熱
基礎断熱
土間床等の外周部の熱損失及び基礎壁の熱損失を一体として評価する方法
評価方法等 |
面積を算出するための基準となるレベル |
地盤面から基礎天端までの高さが400mm以下の場合 |
基礎天端 |
地盤面から基礎天端までの高さが400mmを超える場合 |
地盤面から上に400mm のレベル |
基礎断熱の上記に該当しない場合
評価方法等 |
面積を算出するための基準となるレベル |
土間床上端が地盤面と同じか高い場合 |
土間床上端 |
土間床上端が地盤面よりも低い場合 |
地盤面 |
屋根・天井
部位 |
面積を算出するための基準となるレベル |
屋根断熱 |
軒桁上端(軒高) |
天井断熱 |
天井高さレベル |
共同住宅等
部位 |
評価方法等 |
面積を算出するための基準となるレベル |
下階側界床等 |
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自住戸床スラブ等の上端 |
屋根・天井上階側界床等 |
最上階住戸 |
屋根スラブ等の上端 |
屋根・天井上階側界床等 |
最上階住戸以外 |
上階住戸床スラブ等の上端 |
解説
建て方が一戸建て住宅と共同住宅等に分かれており、面積を算出するための基準となるレベルは、一戸建て住宅が木造、共同住宅等がRC造をイメージした表現になっているように思います。
実際には一戸建て住宅にも鉄骨造、RC造があり、共同住宅等にも木造、鉄骨造がありますので、建て方と構造を勘案の上、基準となるレベルを判断していく必要があります。
エネボスの入力
一般部位・外壁の画面で、面積(開口部を含めた面積)を入力します。
エネボスでは計算式を入力することができますので、水平方向の壁芯間の寸法に垂直方向の寸法算出の原則で求めた壁の高さを乗じて面積を求めます。
適判申請では、図面等にエネボスに入力した壁の高さがどの部分にあたるかを記載しておきます。