設計仕様・断熱材・窓などを一度に変更できる置換機能

省エネ基準をクリアしない場合や、もっと省エネ性能を高めたい場合は、断熱材の種類や厚さを変更したり、窓などを変更したりして断熱性能を高める必要があります。
ただ単に高断熱化するとその分コストがかかります。
そのため、効率的に断熱性能を高めるためには、いろいろ断熱条件を変えて繰り返し計算しなければなりません。
ただ、一々部位ごとの断熱材や窓を選択し直すのは手間がかかります。
エネボスでは「置換」機能があり、これを利用すると一度に断熱材、窓などを変更することができます。

「検索」メニューの「置換(設計仕様・材料)」を選択すると置換のウインドウを表示します。

置換


たとえば、現在外壁で「グラスウール断熱材 通常品 GW20-42」が選択されていて、これを「グラスウール断熱材 高性能品 GWHG20-35」に変更するとします。
その場合は、まず左側にある「部位」で「外壁」を選択します。
次に「検索」で「グラスウール断熱材 通常品 GW20-42」を選択します。
次に「置換」で「グラスウール断熱材 高性能品 GWHG20-35」を選択します。
これで「OK」ボタンをクリックすると、外壁で「グラスウール断熱材 通常品 GW20-42」が選択されている部位はすべて「グラスウール断熱材 高性能品 GWHG20-35」に置換されます。

も同様に置換できます。

厚さだけの変更

断熱材はそのままで厚さだけ変更することもできます。
「検索」で「グラスウール断熱材 通常品 GW20-42」を選択します。
「置換」でも「グラスウール断熱材 通常品 GW20-42」を選択します。
「厚さも置換する」をチェックし「厚さ」を入力します。
これで「OK」ボタンをクリックすると、外壁で「グラスウール断熱材 通常品 GW20-42」が選択されている部位はすべて新しい厚さに置き換わります。

設計仕様の変更

各部位で設計仕様が選択されている場合は、置換機能を使用しなくても設計仕様の断熱材を変更するだけで済みます。
現在の設計仕様を変更したくない場合は、その設計仕様を複製機能でもう一つ同じものを作成し、複製した設計仕様の断熱材を変更してください。
そして、置換機能で元の設計仕様を複製後の設計仕様に置換してください。

省エネルギー計算ソフト エネボス(フリーソフト)
2022年07月10日|ブログのカテゴリー:機能