省エネ基準の外皮平均熱貫流率(UA値)、平均日射熱取得率(ηA値)の計算には時間がかかります。
特に平均日射熱取得率は窓の取得日射量補正係数の計算が複雑ですし、冷房期と暖房期の両方の計算が必要になりますので、計算量がかなり多くなります。
外皮平均熱貫流率などの省エネ計算にかかる時間は住宅や個人差、計算方法にもよりますので一概には言えませんが、準備から書類作成の時間まで含めますと、慣れてる人でも数時間、普段計算していない人であれば計算方法を調べながらになりますので半日~1日くらいかかってしまいます。
ただ、これらの計算に時間をかけてはいけません。
時間をかけるべきは設計であり、計算に時間をかけるのはもったいないことです。
省エネ計算は設計をチェックするためのものであり、省エネ計算に時間を取られて設計の時間を奪われては本末転倒です。
省エネ基準をクリアするためや、性能やコストのバランスを取るために、省エネ基準計算は何回も行うことがあります。
たとえば、断熱材を厚くしたり種類を変えたりするとどのくらい省エネになるのか、断熱性能の高い窓の効果はどのくらいか、床断熱と基礎断熱では断熱性能に違いがあるのかなど、条件を変えて何回も計算することで、コストを考慮した性能バランスのいい住宅にすることができます。
そのため、計算自体は短時間で終わらせる必要があります。
エネボスは、各部位の面積、断熱材の種類や厚さ、窓・ドア、方位などを選択することで簡単に省エネ計算を行うことができます。
エネボスでは断熱材や窓などの置換機能があり、一度に断熱材などを変更することができます。
また、設計仕様を置換することで様々な仕様や工法を試すこともできます。
エネボスを利用することで省エネ計算を短時間で行うことができます。
ぜひエネボスをご利用いただき、より高性能な住宅の設計にお役立てください。