住宅性能表示制度

住宅性能表示制度とは住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)に基づく制度です。
住宅の性能(構造耐力、省エネルギー性、遮音性等)の比較を可能にする制度です。

評価項目

住宅性能表示制度は、省エネだけでなく評価する項目は広範囲にわたっています。
(必須以外は選択項目)

・構造の安定(必須)
・火災時の安全
・劣化の軽減(必須)
・維持管理更新への配慮(必須)
・温熱環境(必須)
・空気環境
・光・視環境
・音環境
・高齢者等への配慮
・防犯

温熱環境

住宅性能表示の評価項目は多岐にわたりますが、省エネに関する評価項目としては温熱環境があります。
建物の冷暖房を効率的に行う為の断熱などの省エネ対策を評価します。

外皮性能

等級5:ZEH水準
等級4:平成28年基準をクリア
等級3:平成4年基準をクリア
等級2:昭和55年基準をクリア
等級1:その他

一次エネルギー消費量

等級6:基準一次エネルギー消費量がその他一次エネルギー消費量を除き20%削減
等級5:基準一次エネルギー消費量がその他一次エネルギー消費量を除き10%削減
等級4:平成28年基準をクリア
等級1:その他

メリット

万一のトラブル発生時には紛争処理機関を利用できます

建設住宅性能評価書が交付された住宅については、指定住宅紛争処理機関(各地の弁護士会)に紛争処理を申請することができます。

住宅性能表示住宅は地震保険が優遇されます

品確法に基づく住宅性能評価書(新築及び既存)を取得すると、地震保険料の割引を受けることができます。